ジャカルタのタクシー

外出が増えてくると、タクシーに乗る回数も増えてゆく。

乗り方やコツ、メーター云々や、道を譲ってばかりいて前に進めない優しい運転手の鼓舞、睡魔に襲われている運転手を眠らせないように注意をひく方法や、車内で蚊に襲われたときの対策など、細かいあれこれについては後日詳しくそんな記事を書こうと思ってはいるのだが。

なにはともあれ、タクシーは、「市民の足の一つ」である。

雨でも渋滞でもこれをうまく活用し、

街のあちこちに出かけていくのが私の仕事でもあるわけで。

しかし、先日その「市民の足」に大激震が走る。

タクシードライバーたちのデモである。

青、白、緑…各社のタクシーが大通りを政府関連省庁に向かい

普段は大通りを通れない「バジャイ(タイで有名なトゥクトゥク)」も、大行列をなして大通りをまるでパレードさながら。

報道では、暴徒化した一部の衝撃的なシーンなども流れたが。

何より煽りを受けたのがこのデモの間、後のポストモーテム対応。

ほぼ全てのタクシーがデモに参加 = 車の台数が減る

デモに参加しない車は暴力を受ける = さらに車の台数が減る = (外出を皆が控え、街がゴーストタウン化)

デモが終わった車は警察の先導を受けて車庫へ戻る = どんどん車の台数が減る

デモ終了後(1) = ラッシュアワーの3 in 1システム(ラッシュ時は大通りは1台の車に3名以上の乗車がないと通行禁止)で正規の道を通れない = 細い裏道に車が大集中 = 大渋滞

デモ終了後(2) = 某大手タクシー会社がデモでの運転手の暴徒化を詫び、大判振る舞いで「翌日タクシー無料」キャンペーン = 普段乗らない人までタクシーに乗る = さらにさらに車の台数が減る

車の確保が非常に難しくまた、車が確保できても3in1システムの煽りを受け大回り。

行きたい場所に予定通り行かれない。

法令整備とあれこれが追いつかず、 結局「足がなくて出かけられない/遅刻する」

事態が2日ほど継続。

友人の誕生日にケーキ持って豪雨の中大渋滞にはまる… は、

さながら「現代版走れメロス」を感じてしまった…。