仕事帰りの息抜き

ジャカルタという街には、オトナな寛容さがあるなと思う。

矛盾してるよ、というツッコミをいただくかもしれないのだが、

誰かに強要せず、あくまで個人が楽しむために、

人に迷惑をかけない範疇でなら、オトナな多少の息抜きを黙認してくれる空気。

遅くまで作業したある夜の帰り道、

地元民と観光客、移民、国籍ごちゃ混ぜの隠れ家的なバーを見つけ、

ふらりと入ってしまった。

いろいろなお客さんがいて、ただ静かに思い思いの夜を愉しむ姿がそこにはあった。

旅が長くなり、食傷気味になってくると、

こういった「文化のスキマ」が心地よくなることが、ときにあったりする。

そんなスキマで、バティック姿(ここの正装)のお兄さんがごくごくお酒を飲み干す姿は、

(ジャカルタをまだまだ知らない)ガイジンの我々にとっては、驚きの光景だが、

大人な近代都市ジャカルタだからこそあるものなんだろうな。

と、納得しつつ、ひとり思いをめぐらす。

スコッチの値段は東京のそれとほぼ変わらず、味もけっこうなものでした。